企業の「売掛金」を買い取ることで資金を提供する資金調達方法です。
ファクタリングとは、企業様が保有している売掛金*1をファクタリング会社が企業様に対して償還請求権無しで『完全に買取する』ことにより、企業様に資金を提供する仕組みです。
分かりやすくご説明すると企業様が保有する売掛金をファクタリング会社が譲り受け、売掛先企業様の支払サイトの期日前にお支払いする仕組みです。
それに伴って企業様の直面する経営経済上の諸問題についての情報を提供し、買い取った売掛金の管理・回収をすることです。
*1 納品・サービス提供が完了しており既に請求書を出しているが、支払サイトの都合によりまだ入って来ていないキャッシュ
売上債権の発生
ファクタリングを導入するためには、売上債権が発生している必要があります。
まず依頼主は売掛金や受取手形などを持っているかを確認しましょう。
お問い合わせ
ファクタリングを希望する経営者は、ファクタリング事業者に対して「問い合わせ」をします。
問い合わせ方法には直接事業者に相談するほか、仲介業者に紹介してもらう方法があります。
売買契約の締結
この契約内容は代金回収後に依頼主がファクタリング事業者に対して代金支払いをするものなどです。
契約を結ぶにあたりファクタリング事業者による審査も行われます。
買取代金の受け取り
依頼主はファクタリング事業者から売買契約に従って買取代金を受け取ります。
依頼主は売上債権の額面に対して留保金を除く70%~80%程度の代金をファクタリング事業者から調達できます。
売掛金の回収
依頼主は売掛債権の回収期日に、売掛先から資金回収を実施します。
これはファクタリング契約における回収代行を意味しています。
そして、この時点で回収された資金がファクタリング事業者へ支払われることになるのです。
事業者への支払い
最後にファクタリング事業者に対して、売買契約に沿って代金を支払う必要があります。
支払期日はあらかじめ定められているので、契約内容通りの期日に指定金額を支払います。
※流れ図上部の点滅画像をクリックすることで、ファクタリングの流れをステップを追ってみることができます。
上記のお取引の流れは、お客様経由にて売掛金をファクタリング会社へ支払う「2社間ファクタリング」の流れです。弊社ではこの他に、お客様を経由しないで売掛先が直接ファクタリング会社へ売掛金を支払う「3社間でのファクタリング」も行っております。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違い
- 売掛先が関与しない
- 売掛先へ通知を行わない
- 入金口座の変更なし
- お客様が売掛先から一旦売掛債権を回収し、
ファクタリング会社へ売掛金を支払う
- 売掛先が関与する
- 売掛先へ通知を行う
- 入金口座を変更される可能性あり
- 売掛先が直接ファクタリング会社へ
売掛金を支払う
ファクタリングを行うにあたって外せない2つの重要ポイント
[ファクタリング会社がお客様にお金を請求する権利]のことです。
下記に償還請求権がない場合とある場合の違いをご説明いたします。
償還請求権なし(ノンリコース)
売掛先が倒産してしまった際、お客様の支払い責任は問われません。
償還請求権あり(ウィズリコース)
売掛先が倒産してしまった際、お客様に支払い義務が発生し負債を抱えることになります。
※2社間でのファクタリング契約においては「償還請求権なし」の場合がほとんどです。ですので、売掛先が倒産してしまった際、お客様への支払い義務が発生しないことになります。
お客様がファクタリング会社へ売掛債権の権利を“公的に”譲るための手続きのことです。
ファクタリング会社側では、売掛債権の権利者であることを法務局(登記所)に備える登記簿(債権譲渡登記ファイル)に記録する手続きを行います。
これにより登記を行ったファクタリング会社は、当該債権の債務者以外の第三者について公に主張する事が可能になります。
民法第467条の規定による確定日付のある証書による通知があったものとみなされ、第三者対抗要件が具備されます。
この債権譲渡登記は、留保される場合もあります。
なぜ、2社間のファクタリングが必要なのか?
そもそも、ファクタリングは通常「顧客・売掛先・ファクタリング会社」の3社間での同意で行われてきました。
ですが「債権を他社へ売る」ということは、売掛先から見た場合に「資金繰りが悪化しているのか?」「経営状態が良くないのか?」というようなネガティブなイメージを持たれてしまいます。
海外ではあくまでビジネススキームの一つとして頻繁に行われていますが、日本では最悪の場合、取引停止になる恐れがありファクタリングそのものがあまり発展してこなかった背景があります。
そこで、登場したのが売掛先へ通知を行わない2社間でのファクタリングです。売掛先に知られずに債権を売却して資金調達が出来ることにより、数多くの中小企業が救われることになったのです。
キャッシュ化されるまでの
スピードについて
金利、
手数料など必要な費用について
その他の比較
ファクタリングのメリット8
- 最短1日で売掛金を早期に資金化
- 大口の資金調達も可能
- キャッシュフローの改善
- 融資ではない・借入金ではない
- 取引先が倒産しても支払い義務が発生しない
- 信用情報への影響なし
- 金融機関やビジネスローンと審査方法が違う
- 赤字、債務超過でも利用ができる
ファクタリングのデメリット4
- 売掛金が無いと資金調達できない
- 売掛債権の金額の範囲内しか調達できない
(月商以上は調達できない) - 手数料が高い
- 返済を分割で行う事はできない
株式会社 D 様
[職種] 卸売業 [年商] 2億5,000万円 [従業員数] 5名 [所在地] 東京都
売掛先からの入金が遅れ、当座決済が厳しい状況でした。
問い合わせをした当日にはお会いし、翌日には資金調達をしていただけたことで、辛うじて不渡りを回避することができました。また、長期融資を受けることができました。
株式会社 M 様
[職種] 製造業 [年商] 1,600万円 [従業員数] 2名 [所在地] 新潟県
設立して間もない会社で、金融機関からの融資もまだ受けられていない状況でした。
前月の納品分の売掛金を買い取っていただくことで資金を調達し、各費用の支払いを済ませ商品を納めることができました。
屋号 | ファクタリングジャパン |
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会社名 | 株式会社Frontierfort |
英文社名 | Frontierfort, Inc. |
所在地 |
〒102-0074 東京都千代田区九段南2-3-21 みづまんビル4F |
連絡先 |
TEL:03-5904-9155 FAX:03-5904-9156 |
設立年月 | 2013年 7月 |
取引銀行 | みずほ銀行 渋谷支店 |
事業内容 | ファクタリング事業、経営コンサルティング事業 |